こんにちは!福岡のデザイン事務所アルジュナのササダです!
今回は前回の続きではないですが、アルジュナとして活動しはじめて今まであったことを書いていこうとおもいます。
開業からわずか数か月、私たちは、一大プロジェクトに挑む機会をいただきました。2009年の新年を迎えるにあたり、東本願寺の新聞一面の新年挨拶広告デザインを担当することになったのです。
当時、オンラインでの提案やデザインコラボレーションが一般的ではなかったため、最初のデザイン提案には京都へ足を運ぶことになりました。その際、楽しさと同時に緊張も胸に抱え、オンラインでは伝わりにくい「空気感」を大切にしながら、プロジェクトに臨みました。
デザインデータを持参し、京都のキンコーズに足を運び、原寸での出力を依頼しました。そして、その出力を持ってデザインの説明を行いました。当時の緊張感の中、何とかデザインが採用されることとなり、校正や打ち合わせを重ね、新聞の刷り上がりを実際に見た瞬間は感慨深いものでした。それと、今でもオンラインでの提案が苦手な理由は、このような対面でのコミュニケーションではデザインのクオリティなどが伝わらないからですかね〜。
新年挨拶広告デザインプロジェクトを終えた後、私たちは順風満帆とはいえませんでした。お金が限られていたため、様々な仕事を引き受けながら、事務所の立ち上げを支えました。
名刺のデザインやカメラマンのアシスタントのような仕事も請け負いました。さまざまなプロジェクトに携わり、スキルを磨く機会も…。
しかし、資金不足から「これからの新しい企業に融資を」と、国金に融資の申し込みに行った際、融資が断られそうになり、担当者と口論になりそうになったこともありました。
開業してまもない夏、私たちは知人の紹介により、初めて会った建設会社との仕事を引き受けることになりました。このエピソードは、私たちのキャリアにおける苦い思い出の一つであり、同時に重要な教訓を学ぶ契機となりました。
当初、私たちは担当者がどのような人物で、建設会社がどのような背景を持つ企業かを詳しく確認せずに、仕事を始めました。仕事内容は、建設会社が携わっているBARのオープンに関連するデザイン業務で、ロゴ、名刺、封筒、挨拶状などの印刷物の制作が含まれていました。
デザイン提案や文字校正を何度も重ね、ついに全てを納品にこぎつけました。しかし、納品直後、電話がかかってきました。その内容は、「郵便番号が間違っている」との指摘で、刷り直しを求められたのです。何度も校正を行った後の納品だったため、この指摘には驚きと不安が入り混じりました。しかし、担当者と建設会社の代表からの一方的な意見に従い刷り直し。最終的にはデザイン費とその他の印刷費一式を支払ってもらえない結果…。マジでお金ないよ〜って泣きそうに。
この苦い経験から、私たちは大切な教訓を得ました。それは、仕事のない状況であっても、担当者や企業の体制を把握せずに仕事を引き受けることは避けるべきだということです。コミュニケーションと信頼の構築は、プロジェクトの成功において不可欠な要素であることを痛感しました。
思い出を書いてみて開業して1年で沢山の経験をさせていただいていました。
今回はここまでにします。次回第2弾を書いてみますね。
以上、アルジュナとして活動しはじめた第1弾でした。
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