福岡 ブランディング・ブランディングデザイン・パッケージ・ロゴ デザイン事務所 株式会社アルジュナ

ブランディングの基本的な考え方とブランド構築STEP

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2024 08.05

/ブランディング

こんにちは、福岡のデザイン事務所アルジュナのササダです。本日は、非常に重要でありながらも難しいテーマである「ブランディング」について掘り下げていきたいと思います。

ブランディングは、単にロゴやスローガンを作成するだけではなく、企業の価値観やビジョンを明確にし、それを一貫して顧客に伝えることです。私が行っているブランディングの基本的な考え方とブランディングのステップについて詳しく説明していきます。

 

1. 環境分析による市場機会の発見

ブランディングの最初のステップは、環境分析です。これにより、企業の置かれている社会・業界の状況を把握し、市場機会を発見します。

  • PEST分析:政治(Political)、経済(Economic)、社会(Social)、技術(Technological)の4つの視点から外部環境を分析します。
  • 3C分析:顧客(Customer)、競合(Competitor)、自社(Company)の3つの視点から自社の資産と課題を把握します。
  • SWOT分析:自社の強み(Strengths)、弱み(Weaknesses)、機会(Opportunities)、脅威(Threats)を分析します。

 

2. 市場細分化

市場細分化により、ターゲットとポジションを設定します。

  • セグメンテーション:市場を細分化し、最も輝ける立ち位置と、価値を感じてくれるターゲットを発見します。

 

3. 見込み客の選定

見込み客の選定により、具体的なターゲティングを行います。

  • ターゲティング:属性リストとペルソナを作成し、基本接客フローを設計します。ブランドとのファーストコンタクトから契約後までの体験を提供します。

 

4. 独自性の発見

提供価値を明示し、ポジショニングによって見出された自社の「独自性」を端的な言葉で表現します。

 

5. ブランドアイデンティティ

ブランドアイデンティティは、社員が顧客に対してどのように振る舞えば良いかを明確にします。

 

6. 具体化

企業視点と顧客視点の両面で分析し、商品・サービスを多面的に整理します。

  • 4P/4C分析:商品(Product)、価格(Price)、流通(Place)、プロモーション(Promotion)の視点から企業と顧客の視点でチェックします。

 

7. 刺激の設計

ブランド要素とブランド体験を設計します。

  • ブランド要素:業界各社のデザインを比較し、ウェブサイトやパンフレットなどをもとにまずは調査します。

イメージづくりの根幹を設定

ブランドイメージを構築するためには、まずその根幹となる要素を明確に設定することが重要です。これにより、企業が顧客に伝えたいメッセージが一貫して効果的に伝わるようになります。

  • ブランドコミュニケーション戦略の作成
    • メインメッセージ: ブランドのコアバリューやビジョンを端的に表現するメッセージ。これはすべてのコミュニケーションの基盤となります。
    • ターゲットオーディエンス: ブランドメッセージを届けたい主要な顧客層を明確にします。
    • コミュニケーションチャネル: メインメッセージを発信するためのチャネル(例:SNS、ウェブサイト、広告など)を選定します。
    • トーン&マナー: ブランドの一貫した声(ボイス)とスタイル(トーン)を設定し、どのような場面でも同じトーンでコミュニケーションを行います。
    • ビジュアルアイデンティティ: ブランドのカラー、フォント、イメージスタイルなどを設定し、視覚的な一貫性を保ちます。
  • ロゴの開発:
    • 課題の理解: ロゴ開発において、ブランドが直面している課題や目標を明確にします。現状のツールの使用状況や改善点を分析します。
    • コンセプトデザイン: ブランドのアイデンティティを反映したコンセプトを複数提案し、どのようなメッセージを視覚的に伝えたいのかを検討します。
    • マークとタイプの制作: ロゴのシンボルマークとタイポグラフィをデザインし、一貫性を持たせます。これにより、ブランドの個性を強調します。
    • 使用ツールの設定: ロゴが使用されるツールやプラットフォーム(ウェブサイト、名刺、パッケージなど)を考慮し、各ツールに最適なデザインを作成します。
    • 改善点の確認: 提案されたロゴデザインがブランドイメージを醸成するうえで効果的かどうか、フィードバックを収集し、必要な改善を行います。

 

8. 目標設定

数値目標を設定し、売上高や利用客数、稼働率など、事業の収益性に関する数値を明確にします。

ブランド構築の各ステップを通じて、企業の強みや独自性を明確にし、それを一貫して顧客に伝えることが重要です。ブランディングは長期的な取り組みであり、継続的に見直しと改善が必要です。消費者に愛されるブランドを目指し、ブランドの力を最大限に引き出しましょう。

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