福岡 ブランディング・ブランディングデザイン・パッケージ・ロゴ デザイン事務所 株式会社アルジュナ

ブランディングを学ぶのにおすすめの本紹介します!

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2025 10.10

/ブランディング

 

どうも!アルジュナ広報ノダです!

久しぶりの福岡サイト登場!

 

僕は普段ウェブディレクターが本業です。

ウェブ制作の知識はもちろんなんですが、ここ最近はブランディングに関する知識も求められることが増えています。

 

よって今回はブランディングを学ぶためにおすすめの本を紹介していきたいと思います!

 

 

 

経営としてのブランディング/インターブランドジャパン


世界的に有名なブランディングカンパニー「インターブランドジャパン」の書籍です。

世の中には数え切れないほどのブランディングの書籍があって何から読めば良いのか分からない!って人も多かと思いますが、ブランディングの思想から実践までベースを学ぶのに適した本です。

 

2024年に発売された比較的新しいブランディングの本ということもあり、パーパスに関するブランディング視点での考え方や実践方法も書かれており、古典では得られない新しい知識も得られます。

 

個人的には序章の「思想」の部分がかなり興味深くて

古典ブランディングから現代のブランディングへの転換点について語られています。

「社会におけるリーダーシップを取る」

「機能価値の勝負から享受価値の実現へのシフト」

などの内容はブランディングを勉強するためには抑えておくべき部分だと感じました。

 

 

 

ブランド戦略ケースブック2.0/田中洋

元電通マーケティングディレクター田中洋さんの書かれたブランディング事例盛りだくさんの本です。

とにかく様々な事例をもとに使用された理論や4P戦略などのフレームワークを説明してくれるので、とても理解しやすいです。

企業やサービスの創業ストーリーをブランディングの観点から考察し語るのでかなり面白い。

 

バーモンドカレーの中国戦略

Airレジブランド構築と展開戦略

QBハウスの理念や市場調査や戦略的ブランディング

レクサスのブランディング戦略を4Pで解説

TSUTAYAの企画を軸としたブランディング

 

上記のようになワクワクする事例がたくさんで一気に読んじゃいました。

難しい理論やフレームワークはまだ良くわからない!という人におすすめの本です。

 

 

 

ブランド戦略論/田中洋


先程紹介した田中洋さんの書かれた本です。

ブランド戦略ケースブック2.0が事例からブランディングを理解する本なら

ブランド戦略論はかなり硬派なブランドの教科書に該当します。

 

500P近い大書ではありますが、ブランドの話にとどまらず

言語学、経済学、歴史学や哲学など様々分野を横断しながらブランディングについて語られています。

この人文知の視点は社会や人間心理と密接に関係しているブランディングに関して非常に重要な視点であり、

これまでのブランド本とはまた違う多角的な理解ができる本です。

 

最初に読む本としてはちょっと重めなので、同じ著者のブランド戦略ケースブック2.0を読んでから、こちらのブランド戦略論をチャレンジするとより深い理解が得られるんじゃないかと思います。

 

 

 

ブランディングの科学/バイロンシャープ


次に紹介するのは、ブランディングの本として有名なバイロンシャープのブランディング科学です。

理論や経験則で語られがちなブランディングやマーケティングの理論を、エビデンス視点から読み解いています。

既存の理論の否定があったりして、ぶっちゃけ最初に読んでしまうと混乱してしまうかもなので、

これまで紹介してきた本である程度ブランディングの基礎知識を得た上でチャレンジすると、とても刺激的で面白い本です。

 

 

 

下記も副学本としておすすめです!

 

戦略ごっこマーケティング以前の問題/芹澤連


こちらはマーケティングの本なのですが、エビデンス重視で「あなたの知っているマーケティング本当に意味がありますか?」と前提の知識についてファクトとエビデンスで理路整然と斬っていく語り口は爽快感すらあります。

「新規と既存どちらが大事?」

「実際のパレートのシェアは?」

「態度→行動?行動→態度?」

「ニッチな市場とただの空白の見分け方」

「ブランドイメージはマーケティングじゃなくシェアできまる」
この辺のフレーズにピンと来た人は絶対おもしろいと思います。

 

 

 

世界標準の経営理論/入山章栄


聖書のような分厚さの本ですが。

ブランディングにおいて必要不可欠な経営理論について経済学・マクロ心理学・ミクロ心理学・社会学の4つの視点で網羅的に書かれた名著です。

800Pを超えるボリュームですが、各理論が非常に分かりやすく書かれており、そこまで経営学に明るくない僕でも最後まで読むことができました(三ヶ月くらいかかりましたが)

 

全部読まなくても、目次をみて興味深い箇所だけ掻い摘んで読んでも十分な学びを得られると思います!

 

 

 

ブランディングはおもしろい。

 

様々な書籍に触れ、読み込んでいくとブランディングの奥深さを知り、学問としての面白さを感じます。

ただ理論を知るだけではブランディングのスキルは頭打ちになります。
経営、心理、社会、経済など多くの分野の知識も兼ね備えてはじめて本質的なブランドづくりをお客様と一緒に実現できると思います。

 

そのためには日々、勉強と実践の繰り返しですね!

 

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