福岡 ブランディング・ブランディングデザイン・パッケージ・ロゴ デザイン事務所 株式会社アルジュナ

はじめてのパッケージ制作 第1弾

ブログ

2023 08.09

/パッケージ

こんにちは!福岡のデザイン事務所アルジュナのササダです!

 

アルジュナにパッケージをデザインして欲しいとメールや電話で問い合わせをいただく事があります!

そう今この記事を見ている方ももしかするとそうなのかもしれません。

 

そもそも、パッケージデザインとは?

普段何気なく手に取る商品のパッケージ。どうしてその商品を手に取ったのか、改めて考えたことのある人は少ないかもしれません。

 

そもそも、パッケージデザインとは何でしょうか?

 

端的にいえば、商品の形状や包装に施されているデザインのことです。

しかし、私たちは世の中に数多あるデザインの中から、消費者の手に取ってもらうデザインにする必要があります。

そのため、私たちは変化する消費者の価値観に応じてマーケットにおける商品の位置付けを理解し、商品コンセプトを定めて総合的に企画・デザインしなければなりません。

 

しかし、私たちに問い合わせをいただくタイミングは、「こんな商品が出来る」から「こんな商品を売りたい」「これを仕入れた」からデザインして欲しいという連絡が多くあります。

このような商品は、作り手や売り手の気持ちばかりが先行している事が多く、買い手の気持ちが考えられておらず、企画もコンセプトや軸がない商品が多い事があります。このような商品を作ってパッケージデザインまでお金を掛けて売れるのでしょうか?世の中に沢山の商品があふれている現在では売れる商品になるのは難しいと思います。

 

まず私たちは、パッケージデザインする場合パッケージする商品の課題の抽出を行います。

 

アルジュナの課題の抽出とは?

 

①売り手の気持ちばかり先行してはならない

・ユーザーが求めている価値と売り手が与える価値を一致させる

 =タッチポイントでの共感点を作ることができます。

 

②顧客ニーズの把握

・ペルソナ設定…ターゲットとなる顧客の具体的な像

 =実際に商品をつかったり購入する消費者のペルソナも設定も見えてきます。

 

③価格設定( 原価計算)

・製造コスト、需要と供給、市場、商品の品質などの要素を考慮することができます。

 =商品やサービスの価値を決定する

 

④目標の設定

・明確な意義や目的を持ち、ゴールの内容を決めることです。

=的確な目標が定められていれば、やるべきことが明確になり、余計な時間やコスト、労力を最小限に抑えることができ、最短ルートで目的を達成できます。また、具体的な目標を設定することによって、「目的を達成するためにどれだけの時間とコストが必要なのか」といった「求められるリソース」を適切に把握できます。

上記の4つが課題抽出です。

架空の和菓子屋さんのリニューアルパッケージを作成する場合も例をあげてみます。

 

①売り手の気持ちばかり先行してはならない
■買い手が買いたいと思ったタイミングで何を目当てに商品を探したら良いかわからない
・袋やパッケージに自社ラベルを貼っているのに商品にロゴ(共通シンボル)やネットショップなどの情報がない為、購入した人が再度購入する場合の情報がない。
・オーナーがロゴの認識がなく商品それぞれにロゴなく、何処の会社の商品がわからない。

 

②顧客ニーズの把握
・少し年齢層が高め。50代後半から60代くらい
・また、健康意識が高くもっている方で少し高所得の方

③価格設定( 原価計算)
・パッケージにかけられるコストは15〜20円
・現状の商品販売価格が500〜600円がメイン

[現在]
透明袋 @11円
表ラベル(京ラベル) @3.3円
商品名ラベル @1.7円
裏面ラベル…サイズ80×50 @単価1円
合計17円

 

④目標の設定
現在の年間売上を固定で3億にしたい
商品パッケージをリニューアルすることで卸売りしているショップでワンランク上の商品に見せたい
価格はそのままで販売個数を1.3倍にしたい

 

などでしょうか?
あくまでも例なのでヒアリングでたくさんの課題がみえてくるとおもいます。

 

依頼する前段で長くなってしまいましたが、今回はここまでにします。

課題抽出に不安がある場合は、お問い合わせください。一緒におこないます!

次は、「パッケージデザインの役割」などから書きたいと思っています。

 

以上、アルジュナの初めてのパッケージ制作 第一弾でした。

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