福岡 ブランディングデザイン・パッケージ・ロゴ デザイン事務所 株式会社アルジュナ

はじめてのパッケージ制作 第2弾

ブログ

2023 09.01

/パッケージ

こんにちは!福岡のデザイン事務所アルジュナのササダです!

 

前回の続きで、「はじめてのパッケージ制作 第2弾」を書いていきたいと思います。

第1弾では、「パッケージデザインとは何でしょうか?」と「商品の課題の抽出」を書きましたが、今回はパッケージデザインの役割とは?書いてみようと思います。

 

パッケージデザインの役割とは?

 

1つ目の役割は、「商品コンセプト」や「シズル感」を伝え、購入を促す役割です。

その商品が何なのか、欲しいものであるかどうかが消費者に伝わるようにしないといけません。

例えば、同じ透明袋に商品シールを貼る際にもその商品のコンセプトや伝えたい内容を入れる必要がありますね。

 

弊社の実績の紹介になりますが、「燻製アヒージョ」のパッケージです。

味も見た目も美味しいのに、その美味しさがパッケージで伝わりにくいことが以前からの課題がありました。 アヒージョといえば、スキレットで煮立ったアツアツのイメージ。 そのままのイメージを写真で大胆にあしらいました。
瓶のラベルに加えて袋などの外装を検討していましたが、取手付きのバッグ型の箱を特注し、包材コストを削減。 サイドに窓を付け、中身がそのまま覗ける工夫も施しました。店頭でも、もらった瞬間も「おいしそう!」という声が上がることをイメージしたデザインを目指し、多方面でその声が少しづつ聞こえ始めています。

 

2つ目の役割は、消費者との関係を築くことです。

初めて目にする商品であれば、消費者の期待に応えられる商品であることをパッケージで伝えなくてはなりません。また、リピート購入の際には、消費者が再び見つけられるよう、パッケージデザインに記憶に残る手がかりを残す必要があります。

このような経緯を経て、消費者は商品ブランドやメーカーに信頼を置くようになります。つまり、パッケージデザインがブランド形成のための重要な要素となります。

この先の分野は商品・サービスブランディングに関わってくる話なので今回はココまでにしておきます。

 

上記のパッケージはウェブサイトリニューアルの相談から始まった仕事ですが、ウェブサイトのコンテンツを検討する段階でみえてきた課題から商品名とパッケージのリニューアルも検討しました。

今迄の商品は思いつきで代表が名前を付けていましたが、

水のふるさと、長崎・島原の地の自然豊かな養鶏場で 愛でられてそだつたまごから、 「愛でたまご」とブランド名を付けました。

また、それぞれの商品には発酵魚粉を使った「幸せの愛でたまご」、にんじんを使った「にんじん愛でたまご」、さつまいもを使った「さつまいも愛でたまご」など、鶏たちが食べたごはんの特徴を商品名にかかげることで、味の個性を追求しました。

 

3つ目の役割は、印象を与え商品価値を創ることです。

いわゆるジャケ買い・パケ買いや、パッケージの体裁が重視される商品は、パッケージデザインが商品価値を作り出すと言えます。

私は仕事柄沢山のクリエーターの作品を検索して拝見することが多いのですが、デザインや体裁が整っているものを見ると思わず購入ボタンを押してしまいます。

パッケージデザインの果たすべき役割だと思っています。

 

https://www.instagram.com/pakememo/

上記のInstagramでは全国のおみやげ売り場で販売している気になるパッケージデザインをご紹介してあります。
紹介してあるパッケージのようにデザインで思わず買ってみたくなるもの、取り寄せたくなる商品もあると思います。

 

役割については何となく理解していただけたと思いますが、モノやサービスが飽和している世の中で、なかなか商品/サービスが売れなかったり、価格勝負になってしまったりと市場競争が激化してきているのが現状です。そんな中から、消費者の手に取ってもらう商品にする為にデザインで他の商品と差別化する必要がありますね。

 

デザインを考えるまえに、ただデザインで見た目を整えるだけでなくその商品がどれだけ他社の商品と違うのか、特徴があるのか見直していくことが必要だとおもいます。

 

今回はここまでにします。 

以上、アルジュナの初めてのパッケージ制作 第2弾でした。

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