福岡 ブランディング・ブランディングデザイン・パッケージ・ロゴ デザイン事務所 株式会社アルジュナ

アルジュナの2025年を振り返る「整える」ことに向き合った一年

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2025 12.28

/ブランディング

こんにちは。福岡のブランディングデザイン事務所、アルジュナのササダです。

気づけば年末。アルジュナとしての一年を振り返ると、派手なトピックが連発したというより、じわじわ積み上がっていった実感のほうが強い。言い換えるなら、2025年は「整える」ことに向き合った一年だったと思う。

デザインをつくる前に、言葉を整える。表現に飛びつく前に、判断の軸を整える。そんな“当たり前だけど難しいこと”を、何度もやった一年だった。

 

今年、いちばんよく考えていたのはブランディングのことだ。デザインとブランディングは何が違うのか。ブランディングとコンサルティングはどこが重なって、どこからが別物なのか。たぶん、この問いは完全に答えが出るものじゃない。でも、現場で答え続けないといけない問いでもある。

 

相談のスタート地点は、相変わらず「ロゴを変えたい」「Webを新しくしたい」といった“見えるところ”が多い。だけど話を聞いていくと、根っこには別の課題があることが多い。「うちの強みが言語化できていない」「採用で刺さる言葉がない」「社内で判断がバラバラになる」。だから私たちは、デザインに入る前に、まず言葉や軸を整えることに時間を使った。かっこいいコピーをつくるというより、意思決定のルールを探す作業に近い。これがあるだけで、ロゴもWebも提案の強度が変わるし、何より“迷子になりにくい”。

 

そのために、今年はヒアリングのやり方も見直した。質問が浅いと、答えも浅い。逆に、問いが立つと、答えが勝手に整っていく。お客さまが自分たちの言葉で語り始めた瞬間の空気感は、何度見てもいい。あれが出ると、その後のデザインは早い。

 

一方で、戦略や分析の相談も増えた。PESTや3C、SWOTみたいなフレームワークは、使い方を間違えると「資料を作って満足する儀式」になりがちだけど、正しく使うと意思決定が楽になる。今年は特に“現場で使える粒度”を意識して、抽象で終わらせないことを徹底した。ブランディングはふわっとした世界観の話に見られがちだけど、本当はかなり実務的で、泥くさい。

 

そして、アルジュナらしいなと思うのは、仕事の外側にもチームの文化があることだ。ランチをしたり、県外メンバーが来たら一緒に食事をしたり、早い時間なら立ち飲みから始めたり。そういう時間が、結果的に仕事の質を上げている気がする。雑談の中で出た一言が、提案の方向性を決めたり、モヤモヤしていた問いの答えになったりする。結局、いい仕事は、いい関係性の上にしか乗らない。

 

2025年は、私にとって「ブランディングとは何か」を問い続けた一年だった。デザインをつくる人としての視点と、経営や戦略を整理する視点。その間を行ったり来たりしながら、少しずつ輪郭がはっきりしてきた気がする。来年は、整えたものを“運用される状態”まで持っていくところに、もっと踏み込みたい。言葉が現場の会話に出てくる。判断が揃う。発信のトーンが揃う。そこまでを含めて、アルジュナの仕事として磨いていきたい。

 

今年関わってくださった皆さま、ありがとうございました。来年も、焦らず、でも止まらず。淡々と積み上げていきます。

 

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