「たくさん集める」から「合う人に見つけてもらう」へ
これから働く人口が減っていく中で、採用が簡単になることはおそらくないでしょう。
だからこそ、中小企業の採用は「何人応募が来たか」だけではなく、「どんな人が応募してくれたか」をもっと考える必要があると思います。
10人応募が来ても会社に合う人がいないより、応募は2人でも、その中に「この会社だから働きたい」という人がいるほうがいい。
そのためには、企業側も「誰でもいいから来てほしい」という状態から抜け出さなければいけません。
・私たちはこういう会社です。
・こういうことを大切にしています。だから、こういう人と一緒に働きたい。
ここまで言える会社は強いと思います。
逆に言えば、それを言葉にできない状態で「求める人物像」だけをつくっても、なかなか伝わりません。
選ばれるためには、会社自身も自分たちが何者なのかを明確にする必要があります。
それは、まさにブランディングです。
採用ブランディングとは、会社を飾ることではない
採用サイトを新しくしたから、人が採れる。
格好いい採用動画をつくったから、若い人が来る。
僕は、そんなに単純ではないと思っています。
制作物はあくまで伝えるための手段です。
その前にある「自分たちは何者なのか」「なぜここで働くのか」が曖昧なままだと、どれだけきれいな採用サイトをつくっても、その会社らしさはなかなか伝わりません。
僕自身、採用について企業の方と話していて、
「うちって、何がいい会社なんでしょうね」
という話になる時間が結構好きです。
そこから話を掘り下げていくと、経営者も社員も当たり前すぎて気づいていなかった、その会社ならではの価値が見つかることがあると思うからです。
そして、それが見つかると採用だけではなく、会社案内やWebサイト、営業、社内のコミュニケーションまで変わっていきます。
採用ブランディングとは、人を集めるために会社を飾ることではなく、自分たちの会社を改めて理解し、「私たちはこういう会社です」と未来の仲間に正直に伝えられる状態をつくること。
採用に困ったとき、すぐに「どの求人媒体に出そうか」「採用サイトをつくろうか」と考えるのではなく、一度、「そもそも、なぜこの会社で働くのだろう?」
というところから考えてみる。
採用とブランディングは、そこからつながっていくと思います。
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